2011年10月25日

『ロードムービー』(☆☆☆:小説おすすめ度)

『ロードムービー』は、辻村深月による日本の小説。講談社から刊行されている。

<概要>
辻村深月初の短編集。デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物を絡めた短編を3編収録している。2010年9月に講談社ノベルスから刊行された際に「トーキョー語り」(『メフィスト』2009年1月号掲載)と「街灯」(書き下ろし)が追加収録された。

<感想>
誰もが感じたでしょう、先が見えない人生への漠然とした不安・無力感を見事に描いています。短編ですから、そこまで大掛かりなクライマックスは無いわけですが、何と言うのでしょうか、一話目の子供達を気づけば見守ってしまってる自分に驚きました。思わず『冷たい校舎の時は止まる』を最初から読み返したくなります。すでに読んでいる人なら「ニヤリ」とできるところが多々あって嬉しいかもしれません。大人になってからの彼らの物語も読んでみたい気もします。基本的に全部子どもたちのお話なので、『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいない人でもすんなり読めると思います。これを読んで興味を持ったら、ぜひ、『冷たい校舎の時は止まる』を手に取ってもらいたいです。温かい物語を語ってくれる作者さんだと読むたびに思います。

〜『ロードムービー』、辻村深月〜
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辻村深月

辻村深月

辻村深月(つじむら みづき、1980年2月29日 - )は日本の小説家。山梨県笛吹市出身。

経歴 [編集]山梨学院大学附属高等学校から千葉大学教育学部卒。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
幼い頃から読書好きで、「シャーロック・ホームズシリーズ」や「少年探偵団シリーズ」などのミステリーから、「ズッコケ三人組」や「クレヨン王国」などのジュブナイル、「悪霊シリーズ」などのホラー小説などを読んでいた。
小学校6年生の時に綾辻行人の「十角館の殺人」を読んで衝撃を受けて以来大ファンとなった。その後、綾辻の作品を読み漁り、何度もファンレターを送り、編集部の厚意で綾辻本人と手紙やメールを交わす間柄となったほどである。ペンネームの「辻」も綾辻から取られた。
デビュー作「冷たい校舎の時は止まる」は、高校生の頃から書き始め、その後大学4年間で書き上げた。かなりの長編であり、この枚数を受け入れてくれること、「十角館の殺人」と同じレーベルから出版されるということを考え、メフィスト賞に応募した。受賞の結果は綾辻本人からの電話で知ったという。同作のヒロインに自分と同じ「辻村深月」と付けたのは、多くのミステリ作家に倣ったためである。
幼少期からのドラえもんファンであり、「凍りのくじら」では各章にひみつ道具の名前を付けるというスタイルをとった。
また、ゲーム好きでもあり、「女神転生」や「天外魔境」のファンである。特に前者からは「絶対的なものがない世界観に衝撃を受けた」と語り、強い影響を受けていることを公言している。
2010年、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」が第142回直木三十五賞候補及び第31回吉川英治文学新人賞候補となった。
2011年、「ツナグ」で第32回吉川英治文学新人賞受賞。「オーダーメイド殺人クラブ」で第145回直木三十五賞候補。
posted by 推理小説家 at 10:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 辻村深月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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