2012年11月22日

『終活ファッションショー』(☆☆☆:小説おすすめ度)

『終活ファッションショー』は安田依央の小説。

<あらすじ>
司法書士の市絵は、老人たちの遺言相談にのるうちに、死ぬときに着たい服を発表する「終活ファッションショー」の企画を思いつく。参加者を募ると、年齢も趣味もばらばらなメンバーが集まった。義母の葬儀の希望を叶えられなかったことを悔やむ嫁、バブリーなセレブ夫人、熟年離婚寸前のエリート夫婦、元警察官のオカマバーのママ…。十人十色の死装束から、それぞれの人生が見える―。最期のとき、あなたは何を着たいですか?充実した人生の最期を迎えるための準備=『終活』をキーワードに、他人と関わり合いながら生きる人間の「絆」を描いた、人情系エンタテインメント。

<感想>
私自身このテーマが切実に該当する年齢ではないのですが、これは日本中の、あるいは世界中のいわゆる文明国の関心事であろうと思います。小説の面白さの上に、人間観・人生観に関わるこの重大なテーマについて、さりげなく、分かりやすく説いてあります。人物描写、特に会話の軽妙洒落さが魅力であり、ストーリーの展開とテンポに、引きこまれました。ところどころで胸がつまるような感動も覚えながら、ほとんど一気に読み終えることができました。

〜『終活ファッションショー』、安田依央〜
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安田依央

安田依央

安田 依央(やすだ いお、1966年1月12日 - )は、日本の小説家、司法書士。大阪府堺市出身。関西大学法学部政治学科卒業。大阪司法書士会会員である。本名、安田 祥子(やすだ さちこ)。

2010年に『百狐狸斉放』(のち『たぶらかし』に改題)で第23回小説すばる新人賞を受賞し、2011年に単行本として発表された。同作は2012年に「たぶらかし -代行女優業・マキ- 」のタイトルで谷村美月主演でテレビドラマ化され、それに合わせて集英社文庫より文庫化された。同年、第2作となる『終活ファッションショー』を上梓した。
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