2012年12月08日

『ニキの屈辱』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『ニキの屈辱』は山崎ナオコーラの小説。第145回芥川賞候補作。

<あらすじ>
23歳の僕は、1歳年下でありながら、既にに一流女性カメラマンとして世に出ているニキのアシスタントになった。傲慢で内弁慶な彼女。いいように振り回されている僕は、それも愛しくて恋に落ちた。力関係や格差が横たわるふたりの間に恋愛は成立するのか?危ういバランスの中、ニキも僕を見つめてくれるようになっていく。

<感想>
山崎ナオコーラ作品独特の、大袈裟じゃない、生活の流れと心の変化のリンクが好きなのですが、魅了されました。振る舞いも感情表現も不器用過ぎる女性若手写真家・ニキが恋愛でどんどんイタくなる女性ならではののめり加減とか、ニキのアシスタントだった加賀美の、男性ならではの心変わりとか。大きな事件がある訳でなく、過ぎていく日常の中ですれ違っていく感じが、ただただ疼きます。

〜『ニキの屈辱』、山崎ナオコーラ〜
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山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラ

山崎 ナオコーラ(やまざき ナオコーラ、yamazaki nao-cola、1978年9月15日 - )は、日本の小説家。本名、山崎 直子(やまざき なおこ)。福岡県北九州市生まれの埼玉県育ち、東京都在住。國學院大學文学部日本文学科卒業。

2004年、「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞受賞。同作で第132回芥川龍之介賞候補。2006年、『浮世でランチ』で第28回野間文芸新人賞候補。2008年、「カツラ美容室別室」で第138回芥川賞候補、『論理と感性は相反しない』で第30回野間文芸新人賞候補。2009年、「手」で第140回芥川賞候補、『男と点と線』で第31回野間文芸新人賞候補。2010年、『この世は二人組ではできあがらない』で第23回三島由紀夫賞候補。2011年、『ニキの屈辱』で第145回芥川賞候補。國學院大学兼任講師として日本近現代文学を講じている。
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