2010年01月21日

山田悠介

山田悠介

山田悠介(やまだゆうすけ、1981年6月8日 - )は、日本の小説家。

1981年生まれ。東京都出身。
神奈川県の大和市立南林間中学校を卒業した。平塚学園高等学校を卒業後は、フリーターとなり、アルバイトで生活しつつ、「将来は想像力を活かした仕事に就きたい」という思いから、並行して小説を書いていた。読書はどちらかというと嫌いだった。
2001年『リアル鬼ごっこ』(文芸社)でデビュー。また、『親指さがし』の発売時期に合わせて登場人物の箕輪スズの個人サイトを実際に開設したり、渋谷の街頭ビジョンに登場させるなどの活動を行った。2005年11月からは「B-Quest」(文芸社)誌上で『パラシュート』を連載中。尚、この「パラシュート」は山田にとって初の連載である。

作品は、現実ではありえないゲームに主人公たちが巻き込まれていくという形式が多い。主に、人間の極限の状況を描いている。山田曰く「自分はドSなので主人公を追い込んでいくようなものにしていく」
物語の最後が最初に較べてあっけなく、「竜頭蛇尾」だとする評価もある。
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2009年09月08日

『@ベイビーメール』(☆☆☆:小説おすすめ度)

『@ベイビーメール』(アットベイビーメール)は山田悠介によるホラー小説。

<あらすじ>
主人公は高等学校教師である「斉藤雅斗」。 最近、不可解な猟奇的殺人事件とみられる事件が多発し始める。女性が、腹部を食い破られたような形で死亡している姿が発見される。そして、女性の腹に残された「へその緒」。被害にあった女性は妊娠していなかったにも関わらず、残されていたへその緒。そして、行方不明の赤ん坊。それらはすべて、「ベイビーメール」というメールが関係していた。 やがて、主人公の周りの人に「ベイビーメール」が届き始める。元教え子や想いをよせる人にまで。主人公はこのメールを頼りに、親友である「斉藤慎也」と「ベイビーメール」を追い始める。

<感想>
描写の甘さや言葉の種類の少なさは、物足りなさを感じました。ただじっくりと時間をかけずに読みたい方や、読書は苦手だという方には良い作品だと思います。話としては、少し設定に無理がある気がしました。
いくら呪いだと言ってもメールを受信しただけで、液晶画面が割れるというのはどうなのか。読み終わったあとも文章を思い出せないぐらい印象に残らない作品でした。けれど読んでいる最中は不満を感じながらも、面白いと感じる部分はありました。読もうか悩んでる方は、借りたりして読んでみると良いのではないかと。

〜『@ベイビーメール』、山田悠介〜
posted by 推理小説家 at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 山田悠介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

『リアル鬼ごっこ』(☆☆☆:小説おすすめ度)

『リアル鬼ごっこ』(リアルおにごっこ)は、山田悠介のデビューホラー小説のタイトル。

<あらすじ>
西暦3000年、王様が治めるこの国は人口が約1億人、そして「佐藤」という苗字を持つ人口は500万人を超えていた。
ある日、王様は自分の苗字が「佐藤」であることに対して「佐藤と名乗るのは自分だけでいい」と怒り、「鬼ごっこのようなゲーム感覚で全国の佐藤を捕まえ、抹殺する」という恐るべき計画を提案し、鬼ごっこ期間は12月18日から12月24日の1週間と決めた。期間中の23時から24時までの1時間、全国に王国の兵士100万人を「鬼」として配備し、時間になったらその鬼は「佐藤探知ゴーグル」という特殊なゴーグルを用いて、付近の佐藤姓の人間を探索、発見し次第、追いかける。鬼に捕まれた佐藤姓の人は、王国の極秘収容所に連れて行かれ、眠らさせるように殺されてしまう。
横浜市内の大学に通う大学生の佐藤翼は父との2人暮らしで、ある日、友人の持っていた号外にてこの計画の施行を知る。翼は7歳のときに父の暴力に悩まされていた母と妹の愛と生き別れになってしまったという過去があり、本人自身「母と愛は家に翼を置いて出て行ってしまったが、きっとどこかにいる」と日々思っていた。
そして「リアル鬼ごっこ」当日、全国の佐藤姓は無事1週間、鬼から逃げられるのか?

<感想>
まさに題名通りリアルな鬼ごっこです。物語は西暦3000年馬鹿な王様が自分と同じ性の佐藤が多すぎるという理由で鬼ごっこで殺戮していくと、なんとも無茶な話だが鬼ごっこの最中に起きる出来事、出会い、別れなど読んでる最中は本書に引き込まれて行きました。本書の内容には途中で「これはこうすればいいじゃん」と突っ込みたくなることもありますが、単純に読み物として面白かったし十分満足できる内容でした。おそらくこの小説に描かれている馬鹿王とは、何者でもない山田悠介本人でしょう。つまり今作で作者が一番伝えたかったこと、それは「馬鹿=作者」ということです。作者はその真意を物語と上手く絡ませて私たちに伝えてくれているのです。そしてその真意は間違いなく私たちに伝わっています。これほど直感的に作者の意図する真意を読者が共有できる文学作品は未だかつて存在したことは無いのではないのかと思いました。

〜『リアル鬼ごっこ』、山田悠介〜
posted by 推理小説家 at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 山田悠介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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