2010年01月22日

よしもとばなな

よしもとばなな

よしもとばなな(本名:吉本真秀子(よしもとまほこ)、旧筆名:吉本ばなな 1964年7月24日 - )は、日本の小説家。

東京都文京区出身。文京区立第八中学校、東京都立板橋高等学校、日本大学藝術学部文芸学科卒。父は批評家・詩人の吉本隆明。姉は漫画家のハルノ宵子。母の和子も句集「寒冷前線」等を出版している俳人であり、物書きの一家である。そのため、幼少期から本を豊富に買ってもらえる環境にあった。漫画も好きで、初恋の相手が『オバケのQ太郎』のドロンパ。また、10歳頃から大島弓子や岩館真理子を愛読している。小説の挿画は、彼女がファンであるミュージシャン原マスミが担当していることが多い。
小説家を志したのも早く、小学3年生の時に小説を書き始める。姉の方が絵がうまかったので、漫画家ではなく自分は小説だなと自然と思ったらしい。
卒業制作の『ムーンライトシャドウ』が学部長賞を受賞する。これによりプロでやっていく自信をつけた。ただ、日大時代は飲んでばかりの学生だったと本人が語っている。
大学卒業後も就職はせず、浅草にあった喫茶店(糸井重里経営)でウェイトレスのアルバイトをしながら執筆活動を続けた。
現在、よしもとばななの作品は多くの外国語に翻訳され、世界各国で出版されており、国際的に知られている日本人作家である。
ペンネームは、彼女が好きなバナナの花に因む。デビュー当時の筆名は吉本ばなな。
2000年に公認ロルファーの田畑浩良と事実婚をし、2003年に長男をもうけるが、その子の名前を姓名判断で考えていたら、自分の名前こそ良くない事がわかり、今のペンネームである「よしもとばなな」に改名した。
右の太ももにバナナ、左肩にオバケのQ太郎のタトゥーを入れている。
ブルーハーツ好きとしても有名であり、ブルーハーツを絶賛する本も出している。
また、町田町蔵、松任谷由実などのファンでもある。
内田春菊、さくらももこなどとは友人関係にある。

今までで一番うまく書けたと本人が評する本は、2003年発表の『デッドエンドの思い出』。妊娠中に書いた本であり、出産し子供ができるともう悲惨な話は書けなくなるよと人に言われ、今のうちに悲惨な事や辛い事などを清算しようと考えて書いたという。妊娠中に悲惨な話を書くことは辛かったが、「もう書けなくなるかもしれない」という思いの方が強かったと述懐している。
また、『体は全部知っている』を自書の中の好きな本としてあげているが、この本によって書く技術が上がったと自ら評している。
好きなキャラクターは、「夜と夜の旅人」の主人公・芝美。嫌いなキャラクターは「サンクチュアリ」の馨。ただしいずれも人物としての好き嫌いというよりは、うまく描けたか否かという意味である。
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2009年09月24日

『TUGUMI』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『TUGUMI』(つぐみ)は、よしもとばななの代表作である青春小説。英題はGoodbye Tsugumi。雑誌『マリ・クレール(当時の中央公論社版)』に連載されたものを書籍化。1989年に第2回山本周五郎賞を受賞し、翌年には映画化された(作品名:つぐみ)。この作品は英語などに翻訳されて各国にも紹介されており、高い支持を得ている。日本における平成時代初のミリオンセラーを記録した単行本となった。累計発行部数は単行本167万部。

<あらすじ>
病弱な少女つぐみが、夏に帰省してきた従姉妹のまりあと町で遭遇する出来事を描く。雑誌『マリ・クレール(当時の中央公論社版)』に連載されたものを書籍化。1989年に第2回山本周五郎賞を受賞し、翌年には映画化された(作品名:つぐみ)。この作品は英語などに翻訳されて各国にも紹介されており、高い支持を得ている。

<感想>
とにかく、優しくて、透明感があって、想像すると笑顔になれるようなそんな感情を与えてくれるよしもとばななの世界観はとても好きです。今回のこのTUGUMI、恭一とつぐみの関係が大好きでした。平凡という言葉が似合い、過去の経緯から物事の奥を見つめることのできる恭一、弱弱しくも強く生きているつぐみ。なんというか、すぐにでも崩れそうなある種の緊張感がある二人の関係が好きです。イチャイチャしすぎないところがまたいいですね。美しい。特に大きな悲劇はありません。つぐみの心象に注目してください。文章はとても読みやすい、スラスラーとリズム良く読めます。他の方も言っていますが、かなり淡々としていると思います。ただそれがばよしもとばななの良い所でもあります。物悲しいのだけれど、ただ悲しみを感じるのではなく、いつのまにか『あ、悲しい』といった風にいつものまにか引き込まれる部分が多いです。感情の起伏が緩やかになるような描き方であるためによしもとばななの本は、柔らかい感じがするんだと思います。激しい本を読んで少し小休止、たまには癒し系もと思ったら、よしもとばななの本を手にとってみてください。

〜『TUGUMI』、よしもとばなな〜
posted by 推理小説家 at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | よしもとばなな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

『キッチン』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『キッチン』は、吉本ばななの小説。1987年に海燕新人文学賞、1988年には泉鏡花文学賞を受賞し、一躍吉本ばななの名を有名にし、社会現象となった。

<あらすじ>
両親を早くに失い、唯一の肉親であった祖母の死によって天涯孤独となった大学生・桜井みかげと、祖母の知人の青年・田辺雄一、雄一の母(実は父)えり子の交流を描く。

<感想>
単なる男と女の恋愛を扱ったのではなく、その周辺の人間との関係をメインにした恋愛小説でした。みかげと雄一の間には、少なからずも恋愛感情があるにもかかわらず、それだけの話になっていないところが、この小説のいいところ。雄一の母(父)えり子が隠れた主人公ですね。 彼女の存在なくして、この小説はありえないでしょう。恋愛小説らしくはないですが、ところどころで男と女の生々しさは書かれており、そこがまたこの小説の素敵なところです。こんな恋愛小説は他にはないのでは。

〜『キッチン』、吉本ばなな〜
posted by 推理小説家 at 18:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | よしもとばなな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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