2009年12月01日

赤川次郎

赤川次郎

赤川次郎(あかがわ じろう、1948年2月29日 - )は、日本の小説家。福岡県福岡市生まれ。血液型はA型。桐朋高等学校卒業。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は元満洲映画協会、東映社員の赤川孝一。

3歳の頃に手塚治虫の漫画に影響を受け、小学生の時には漫画を描き始めるも挫折。中学時代に『シャーロック・ホームズの冒険』に出会い、3年生の時に見よう見まねで小説を書き始める。本人曰く、勉強は国語と英語以外、特に数学と体育が苦手で、受験勉強もしていなかったため、大学受験に失敗する。父・赤川孝一は、長編アニメ『白蛇伝』を手がけた人物であるが、他に家庭を持っていたので別居しており、幼少時もほとんど顔を合わせていない。
卒業後は本屋の勤務を経て、日本機械学会事務局に就職。数年間勤務した後、このままでは小説が書けなくなってしまうと危惧し、1975年頃から小説(シナリオ)を投稿するようになり、1976年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビューする。1978年には『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーとなり、以後この連作を中心に人気作家になる。「三姉妹探偵団」シリーズや「杉原爽香」シリーズなど、さまざまな人気シリーズを抱える、ライトミステリーの旗手的存在だが、ストーリー自体は陰惨なものも少なくなく、社会の歪みや虐げられる人々に目を向けることが多い。岩波ブックレットなどにも寄稿するなど、かなりリベラルな政治的立場の持ち主である。1980年、「上役のいない月曜日」が第83回直木賞候補に挙がった事がある。また、超人的な多作や、結末を決めずに書き始めるといった発言から、本格志向のミステリマニアとは無縁な存在と思われがちだが、特に初期作品などは新本格派の作家も評価するものが少なくない。新本格派出現以前、リアリティ重視の時代に名探偵復権を唱えて横溝ブームなどと共に謎解きミステリ復興に道筋をつけた功績は忘れられがちである。推理小説のほか、ホラー、恋愛物も多く書く。作品に『セーラー服と機関銃』『ふたり』など。
誕生日が2月29日であるために、1988年に刊行された「三毛猫ホームズ」シリーズのカッパ・ノベルスによる著者紹介では「今年で10歳になった、ということになってしまう」と記載されている。2006年8月に作家生活30年を迎え、執筆作品は480作に達した。累計発行部数は3億部を超える。
ほとんどの小説家が、ワードプロセッサやパソコンを用いて作品を執筆しているにも関わらず、赤川は頑固なまでに原稿用紙への「手書き」を続けている。本人曰く「手書きの方が早い。」とのこと(他に手書きで原稿を執筆する作家に西村京太郎、大沢在昌、保坂和志等がいる)。多忙ゆえに複数の連載を抱え、小説の登場人物一覧表を書斎に貼り付けていた時期があった。自身でも混乱をきたすことがあったからと思われる。
2008年、オリジナルの著作が500冊に到達した。
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2009年10月02日

『セーラー服と機関銃』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『セーラー服と機関銃』(セーラーふくときかんじゅう)は、赤川次郎の長編小説。1978年、主婦と生活社刊。

<あらすじ>
星泉、17歳の高校二年生。父の死をきっかけに、組員わずか四人の弱小ヤクザ・目高組の組長を襲名することになってしまった。その直後から、泉のマンションが荒らされたり、殺人事件が起こったり、どうやら、行方不明の大量のヘロインを巡って、大がかりな抗争が起きつつあるらしい。泉は組長として、セーラー服姿で敢然と悪に立ち向かう。

<感想>
『セーラー服と機関銃』は初期の頃に属する作品で、女子高生が弱小ヤクザの組長になって奮闘するという設定のおかしさ、読者を飽きさせないスピーディーな展開、何より(いい意味で)ササッと読めてしまう手軽さ、さらには映画化されるといったベストセラーの条件がそろった一作です。

〜『セーラー服と機関銃』、赤川次郎〜
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2009年09月29日

『死者の学園祭』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『死者の学園祭』(ししゃのがくえんさい)は、赤川次郎の小説。

<あらすじ>
手塚学園高校演劇部部長の真知子は、自殺した親友の由子が遺した台本を学園祭で上演しようと駆け回っていた。それは過去に学園で実際に起こった悲しい恋の伝説であった。その伝説に迫ろうとする真知子達の周囲で次々と事件が起きる。真知子は事件の真実に演劇部顧問の倉林や転校生の神山らの助けを得ながらその真実に迫ってゆく。

<感想>
私は映画を見ていないので、誰か1人に感情移入しすぎると言うこともなく楽しめました。いきなり会話から始まる、インパクトのある出だしにも惹かれました。そして、単なる麻薬での自殺と思っていたら、思わぬところでラストにつながっている。これの繰り返しで、最後まで展開が読めませんでした。読書が好きではない人でもすぐに読めるのでおすすめです。

〜『死者の学園祭』、赤川次郎〜
posted by 推理小説家 at 10:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 赤川次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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