2010年01月06日

角田光代

角田光代

角田光代(かくたみつよ、1967年3月8日 - )は、日本の作家、小説家、翻訳家。

神奈川県横浜市出身。捜真小学校から捜真女学校中学部・高等学部を経て早稲田大学第一文学部文芸専修課程卒業。大学在学中の1988年、彩河杏名義で書いた「お子様ランチ・ロックソース」で上期コバルト・ノベル大賞受賞。当時はジュヴナイル小説だけを著していた。
1990年、「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞受賞し角田光代としてデビュー。1996年に『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を受賞したほか、数度芥川賞の候補に挙がった。2005年、『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞受賞。『キッドナップツアー』など児童文学も手がけている。
私生活では、芥川賞作家の伊藤たかみと結婚していたが、その後離婚。2009年10月、ロックバンドGOING UNDER GROUNDの河野丈洋と再婚した。 輪島功一のボクシングジムに通っていたことがある。
posted by 推理小説家 at 19:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角田光代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月29日

『対岸の彼女』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『対岸の彼女』(たいがんのかのじょ)は、角田光代の小説である。第132回直木三十五賞受賞作。

<あらすじ>
専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く傑作長編。

<感想>
「どうしてこんなに人間関係に臆病になってしまったんだろう」と思うことがある。30歳を過ぎてからだ。似た気持ちを抱いた経験のあるかたならこの小説は響くと思います。痛快でスカッとして元気がわくという本ではないです。静かに背中を押してくれるような小説です。本書の中に胸を刺されるような、胃が重たくなるような箇所を見つける女性は少なくないだろうと思います。どちらか一方でなく、小夜子、葵それぞれに自分と重なる部分を見るのではないでしょうか。つまり、専業主婦/独身キャリア女性といったわかりやすい対立構造を借りつつ、二人の女性を通して、この年代に共通する心理−迷いや不安、停滞感や孤立感−をより深く描いているのではと思います。だからこそ、本書の中に見出せる希望も二倍、いやそれ以上になるのじゃないでしょうか。『対岸の彼女』というタイトル。当然対極にある二人を意味するものだと思っていました。でもそれだけではなかったです。読了後、このタイトルがしみじみとした感慨と共に胸に迫るはずです。

〜『対岸の彼女』、角田光代〜
posted by 推理小説家 at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角田光代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
相互リンク募集中です。こちらのトップページhttp://mainichigashiawase.seesaa.net/へリンクを張った後にコメント(リンクが張られていることが確認できるURLを記載して下さい)を頂ければ、直ちに相互リンクさせて頂きます。