2010年01月21日

山田宗樹

山田宗樹

山田宗樹(やまだむねき、1965年11月2日 - )は、日本の小説家。愛知県犬山市出身。愛知県立丹羽高等学校卒業。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了。

製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。以後、運命に翻弄される女性を題材にした小説を著す。2006年に『嫌われ松子の一生』(2003年、幻冬舎刊)が映画、ドラマ化されたことに続き、2007年3月には『黒い春』(2005年、幻冬舎文庫刊)がWOWOWのドラマW枠でドラマ化される。
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2009年08月08日

『嫌われ松子の一生』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『嫌われ松子の一生』(きらわれまつこのいっしょう)は、山田宗樹の小説。

<あらすじ>
東京で生活している大学生・川尻笙は、突然上京してきた父・紀夫から、三十年前に家を飛び出した伯母・川尻松子が、最近東京で殺害されたことを聞かされる。父からの依頼で松子が住んでいたアパートに出向き、部屋の後始末をすることになった笙と恋人の渡辺明日香は、松子がどのような生活をしていたのかに興味を持つ。そして、警察が松子殺しの犯人として追いかけていた、元殺人犯の男と出会うことから、松子が歩んできた壮絶な人生を知ることになる。

<感想>
頭が良く美人の教師、川尻松子を巡る運命を描いた傑作。裏切られて行き場を失う虚無感、転落した先でのささやかな成功と賞賛、成功が松子を狂わせ大切な人を更に破滅に追い込む弱さ、頼るべき人と帰るべき場所を失い自壊する様が、生々しく描かれています。龍洋一が出所する場面で松子に与えられた残酷な結末が読後も脳裏に焼き付いて離れません。両者に自分自身を重ね、涙をこぼさずにいられなかったです。

〜『嫌われ松子の一生』、山田宗樹〜
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