2010年01月22日

シドニィ・シェルダン

シドニィ・シェルダン

シドニィ・シェルダン(Sidney Sheldon、1917年2月11日 - 2007年1月30日)は、ユダヤ系アメリカ人の脚本家、小説家。
もとはシドニィ・シェヒテル(Sidney Schechtel)という名前であったが改名。代表作は『ゲームの達人』『真夜中は別の顔』など。実はSidney Sheldonという名前は、アナウンサーになりたくてそれ用に使用していた名前。

1917年2月11日にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴにて生を享けた。父はドイツ系ユダヤ人、母はロシア系ユダヤ人。1937年からの数年ハリウッドで数々の映画に関わった後、兵役に就く。第二次世界大戦終結後、除隊。ブロードウェイなどで劇作家としての道を歩み始める。その後テレビなどにも脚本を提供するようになった。1947年には映画『独身者と女学生』でアカデミー脚本賞を受賞。
小説を書き始めたのは1969年から。第一作は『顔−The Naked Face』。エドガー賞など数々の賞を受賞した。彼の第2作『真夜中は別の顔−The Other Side of Midnight』はその年のニューヨーク・タイムズのベストセラーとして選出され、後に映画化もされた。映画化された原作は意外と少なく、『血族−Bloodline』をオードリー・ヘップバーン主演で映画化した「華麗なる相続人」(1979年)などごくわずかである。その代わり、テレビ・ドラマ、シリーズ化された原作が非常に多く、彼の作品は映画よりテレビ向きといえる。日本でも彼の原作は何度も翻案され、テレビドラマ化されている。 
日本でも有名なアメリカのテレビドラマ『かわいい魔女ジニー』もシドニィ・シェルダンの原作である。『探偵ハート&ハート』の企画も担当。
英語学習教材「イングリッシュ・アドベンチャー」に小説を提供している。上級者コースの『ゲームの達人』以外は、すべて教材のための書き下ろし。
因みに双極性障害(躁うつ病)の患者であり、17歳の時に自殺しかけたことがある。また、エレベーターに乗る際に冗談を言う癖がありエレベーター・ジョーカーというあだ名がつけられた。
全作品の売上げ総数は3億部を越える。
2007年1月30日、肺炎による合併症のため入院先のカリフォルニア州の病院で死去。89歳。
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2009年10月12日

『ゲームの達人』(☆☆☆☆:小説おすすめ度)

『ゲームの達人』(ゲームのたつじん、原題Master of the Game)は、1982年に発表されたシドニィ・シェルダン原作の小説。

<あらすじ>
原作のストーリーは世界有数の巨大複合企業『クルーガー・ブレント』とその一族の繁栄と衰退を描いたもの。テレビドラマ版において原作では南アフリカであった舞台を戦時中の満州に置き換え、登場人物は白人を日本人、黒人を中国人に置き換えて描かれている。また、映画化もされている。
巨大複合企業の老女社長、ケイト・ブラックウェルは誕生日の日、自らの死期を悟り、自らと自らの一族の奇妙な運命に思いを馳せる。「ビジネスはゲームだ。生き残るためには『ゲームの達人』にならなければならない」。果たして彼女は『ゲームの達人』であったのか?物語は南アフリカ、ダイアモンド・ラッシュの時代から始まる。

<感想>
この小説のジャンルを「スリルとサスペンス」という言葉だけでは片づけられません。それこそビジネス、恋、冒険、まるで人生のエッセンスがぎゅっと凝縮されたような、贅沢な小説です。そして何より人間の恐ろしさ、非情さ。時1つの家系が物語になっているので主人公や時代背景が次々と変わり少しも飽きさせる事がありません。登場する人物は権力や富に執着しその為に人の心を踏みにじったり殺人まで犯してしまい結局は自ら墓穴を掘り破滅するシェルダンお得意のパターンです。残忍な登場人物の心情が良く描かれていて本当にゾーッとさせられました。そして最後に生き残ったのは権力も富も手に入るのに拒絶した者というのが何とも皮肉に思われました。人間の幸福とは何かを改めて考えさせられました。

〜『ゲームの達人』、シドニィ・シェルダン〜
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